知ってた? ヤフオクの送料ルール改定

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yahuoku

ヤフオクで多肉を覗いてたのですが2015年3月に「送料に関してルール改定」があったみたいです。
取引経験のある方も多いと思うので、今後利用する際はおおまかですが、送料に関して以下の点にご注意を。

ヤフオクで横行してる問題

「落札価格が高ければ利用料が高くなり、落札価格が低ければ利用料も安く済む」

ヤフオクのシステムは商品落札価格に応じた「落札システム利用料」を出品者からヤフオクに支払うシステムです。

つまり落札価格が高ければヤフオクに支払う額が多くなるので、一部の出品者は「ヤフオクへの支払いを抑え落札者への請求金額を高くする」為、落札システム利用料が発生しない送料などに料金を上乗せし利益を得る不正行為が横行していました。
例を挙げると、

・商品落札価格1円+送料5000円
・一点一律送料300円
・梱包代、手数料は別途請求
・そもそも送料について表記なし

一度は商品説明でこんな類を見た事あるんじゃないかと思います。
これらはサービスを提供しているヤフオクにとっても損失であり、落札者にとっても不透明・不利益になる取引で、正しく利用してる出品者にとっても落札の機会が減ってしまう問題でしたが、それら不正行為を締め出す為に今回のルールが設けられました。

実費額以上の送料請求

実費額というのは、例えば荷物のサイズが80サイズ、配送手段はヤマト運輸、東京から大阪間での取引だとします。
ヤマトの料金表では「1080円」の料金なので、この金額が『実費額』となります。

実費額以上の送料請求とは、実費額が1080円なのに1500円を請求する事などにあたります。

ですので80サイズの商品なのに落札価格1円+送料5000円など、実費額以上の送料請求はたとえ商品説明に注意書きを示してあったとしても、違反行為となり通報によって出品取り消し、最終的にはアカウント剥奪となる禁止行為となりました。

また宅配業者の営業所へ荷物を持ち込んだ際に発生する100円ほどの割引差額分についても、運営側は商品説明に返金の有無を明示しておくよう推奨しています。

多肉などの植物だと、第四種など発送まで送料不明な事が多いかと思いますが、その場合は商品説明に差額についてどう対処するかを明示し、尚且つ差額が少額であれば返金無し(商品説明にその旨を明示)で大丈夫みたいですが、差額が多ければ返金の必要性が発生します。
※運営側は差額分のラインを設けてないので判断が難しそうです。

一律送料○○円

送料一律1000円で実費額800円とかも実費額以上の請求となるので禁止。
落札者に不利益が生じない、実費額以内の一律送料価格ならOKだそうです。

複数商品を同梱予定で、例えば200円の商品x10(2000円)+送料一律150円x10(1500円)といった、同梱なのに商品一点毎に送料を加算する行為は、ルールには明確に記載されていませんでしたが、結果的に実費額以上の請求となりそうでなので禁止行為に入りそうです。

ちなみに異なるオークションで落札商品を複数同梱する場合に発生する手数料は請求可能みたいですが、きちんと商品説明に「同梱の手数料」として明示しないといけないようです。

梱包代など別途請求

梱包代やシステム利用代金と称して、落札者に「落札代金+送料」以外の料金を別途請求する事も禁止(一条件除く)となりましたので、例えば梱包代100円、開始価格200円ならば、初めから梱包代・手数料などを含めた総額300円を開始価格に設定しないといけません。

出品者が簡易梱包や配送方法を示しているが、落札者の要望でラッピングや速達などを希望した場合は話し合いの上、落札者負担として別途掛かる費用を請求可能、佐川急便のeコレクトの手数料も送料として請求できるそうです。

明確な送料表記の義務

送料が判明してる場合はその内容を明示し、分からない場合でも、例えば「商品サイズ:30cm x 30cm x 15cm」「荷物のサイズ:80サイズ」「利用予定の宅配業者:ヤマト運輸」「運賃例:東京ー大阪 1,080 円」など、運賃の目安や配送手段の明示が必要になりました。

以下引用。

送料の表示などに関して(2015年3月3日)

● 以下の料金以外の料金(システム利用料、消費税、梱包料、手数料、その他等の名目を問いません)を落札者に求めることを禁止します。
(1)落札代金
(2)送料
(3)返品・交換する際の送料および返金手数料
(4)不動産および二輪を含む自動車車体のみ、取得にかかる諸費用および税などの法定費用
落札代金以外の上記の料金は、商品説明に明記してください。

● 送料について、以下に反する行為を禁止します。
・落札者に対して落札価格とは別に送料を請求する場合は、あらかじめ商品説明で送料の額を明示してください。商品を運送業者等へ持ち込むまで実際の送料が判明しない場合は、その旨と運送業者等の運賃表等を参考に目安となる送料の額を示してください。

・送料を請求する場合は、以下の範囲内の金額としてください。
(1)運送業者に委託する場合、運賃および代金引換手数料、速達、書留、冷凍、冷蔵等の運送業者に支払うオプションサービスの手数料の実費のみ。代金引換手数料や、運送業者に支払うオプションサービスの手数料を送料に含む場合は、その旨と含まれる料金の名目および内訳の金額を商品説明に明記してください。
(2)自ら落札者の元へ配送する場合および物流代行業者等に業務委託する場合、運送業者に委託した場合の運賃相当額を上回らない金額

・運送業者に委託する場合、送料が運送業者等へ支払う運賃等の実費額以内であることが確認できるよう、利用予定の運送業者名や配送サービス名等を明示してください。

・落札者が、商品説明であらかじめ明示した配送方法や梱包方法以外の方法を希望する場合は、上記の限りではありません。

・送料について当社が要求する場合、配送伝票や領収書、または運送業者や物流代行業者等との契約書の写し等、送料の表示が本ルールに基いて適切あることを客観的に説明できる資料を遅滞なく提出してください。

さいごに

過去にヤフオクで多肉を落札した事があるんですが、一人の出品者の方は「総額が判明してから入金してくれっ」と発送後に料金を振り込む形をとってたり、一人の出品者の方は数十円とかの差額だったのに何も言わず律儀に返金してくれてたりと、有難い事にいい人にしか当たってないんですよね。

オークションだけでなく、ネットショップも特定商取引法の表示がないとこはフィッシング(詐欺やクレジットカード情報抜き取り)などの可能性が高そうなので使わないようにしてますし、怪しいネットショップは住所をグーグルマップで確認したり、電話番号もググったりしてます。

いろいろややこしく掲載必須の事柄が増えて出品者さんは大変だと思いますが、詐欺やら不正行為も多いサービスでもあるので、明瞭である事は落札側としては安心に利用できるポイントでありがたいのが本音です。

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